蕪村の句 - 山に添ふて

#014 山に添ふて小舟漕ゆく若ば哉

作品サイズ:約14×12 cm
仕立て額装

どんなうた?

詩歌: やまにそふて こぶねこぎゆく わかばかな
山に添ふて小舟漕ゆく若ば哉
作者:蕪村
歌集:蕪村句集
制作:18世紀

梅雨入り前というのにうだるような暑さが続いたので、涼をよぶような句を書きたくなりました。
新緑が美しい山の中を、小舟に揺られながら進む様子を想像するだけで、すがすがしい気分になれます。

今回は、2色の料紙を使ってみました。
配色は、和の襲(かさね)の色を意識しました。花橘(はなたちばな)という、表は朽葉(くちば)、裏は青(あお)という夏の配色です。要はみかんの実と葉です。
実際には、いずれも落ち着いた色味で仕上げています。表裏は花橘とは逆ですが、あしからずです。

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