貫之の歌 - ゆふづくよ

#027 ゆふづくよ をぐらの山に なく鹿の 聲のうちにや 秋はくるらむ

作品サイズ:約19×25 cm
仕立て軸装

どんなうた?

詩歌: ゆふづくよ をぐらのやまに なくしかの こゑのうちにや あきはくるらむ
ゆふづくよ をぐらの山に なく鹿の 聲のうちにや 秋はくるらむ
出典: 校註國歌大系3
作者:紀貫之
歌集:古今和歌集
制作:9~10世紀

月が出ている夕暮れ時(夕月夜)、小倉山に妻を呼んで鳴く牡鹿の声がする。あの声とともに秋は暮れていくのだろう、というかんじでしょうか。

秋の風物詩として和歌によく出てくる鹿の声ですが、聞いたことがなかったので YouTubeのお世話になりました。その声は古い扉がきしみながら開く音にしか聞こえず、思わず苦笑いしてしましました。残念ながら古代人の風流を感じることはできずじまいです。

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