良寛の歌 - 心あらば

#044 心あらば訪ねて来ませ鶯の木伝ひ散らす梅の花見に

作品サイズ:約29×22 cm
仕立て額装

どんなうた?

詩歌: こころあらば たづねてきませ うぐいすの こづたひちらす うめのはなみに
心あらば訪ねて来ませ鶯の木伝ひ散らす梅の花見に
出典:校注 良寛全歌集 春秋社
作者:良寛
歌集:遺墨
制作:18-19世紀

“お気持ちが動いたならば、どうか梅の花を見に訪ねてきてください。鶯が枝から枝へと飛び移って花を散らしている、その花を見に。”出典にはこうあります。良寛さんらしい優しい歌です。

梅の花はとっくに散ってしまいましたが、先日、大國魂神社の境内で満開の枝垂れ桜を眺めていると、背後で「ホーホケキョウ」の声が。桜と鶯の取り合わせは歌には出て来ませんが、確かに美しい春の風景でした。

まだ雪深いところでは、これから梅の花を迎えるとのこと。早く雪が解けるといいですね。

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