臨 高野切第一種

#021 臨 高野切第一種

作品サイズ:約29×55 cm
仕立て表装

どんなうた?

詩歌: ①よみひとしらす
あたなりと なにこそたてれ さくらはな としにまれなる ひともまちけり
②かへし なりひらのあそむ
けふこすは あすはゆきとそ ふりなまし きえすはありとも はなとみましや
③たいしらす よみひとしらす
ちりぬれは こふれとしるし なきものを けふこそさくら をらはおりてめ
をりとらは をしけにもあるか さくらはな いさやとかりて ちるまてはみむ
歌集:古今和歌集
出典: 高野切第一種
作者:伝 紀貫之
制作:11世紀

今回はオリジナル作品ではなく、古典の臨書です。
顕微鏡写真の回にも取り上げた高野切第一種は、かな書道の頂点であり最高のお手本とされています。
そのような臨書を掲載するのは大変気が引けましたが、ここ数か月取り組んできたので記録として失礼します。

高野切では抜粋した部分は一連になっていますが、本臨書作品では歌のかたまりごとに3つに区切っています。これは、展示したときを意識したことが一番ですが、書きやすくなったのも事実です。

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