敏行の歌 - 白露の

#023 白露の色はひとつをいかにして 秋の木の葉をちゞにそむらむ

作品サイズ:半紙34×25 cm
仕立て額装

どんなうた?

詩歌: しらつゆの いろはひとつを いかにして あきのこのはを ちぢにそむらむ
白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちゞにそむらむ
出典: 校註國歌大系3
作者:藤原敏行
歌集:古今和歌集
制作:9世紀

白露は1色なのに、どのようにして秋の木の葉をさまざまな色に染めるのだろう、なんて、面白い発想です。古今和歌集の歌なので言葉遊びした裏の意味もあるようですが、そういう巧みさがなくても、表の意味だけで十分クールです。

今回は秋の七草のひとつ、なでしこの図柄の紙に書いてみました。
なでしこの花や図柄は素敵なのですが、実をいうと、園芸植物(ダイアンサス)は少し苦手です。この時季、園芸店ではたくさんのなでしこの花苗を目にするのですが、きれいに維持することが難しくてどうも触手が伸びません。

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